前回のブログ【マレーシアから日本への一時帰国について―前編】では、弊社スタッフの実際の体験をベースに、マレーシア出国準備から日本入国後の隔離期間までをお伝えしました。
今回はマレーシア再入国に向けた準備から、マレーシア入国後の隔離までをレポートします。
※記載されている情報は2021年5月時点での情報となります。
マレーシア再入国前
マレーシア出国時よりも、入国時の審査や書類チェックなどが厳しいため、よく確認しながら準備を行いましょう。
Step1:日本出国72時間以内に受診したPCR検査の陰性証明書を取得
英語またはマレー語で記載されており、氏名・パスポート番号・検査手法・検査採取法・医師の名前・結果がネガティブであること等が記載されている必要あり。
弊社スタッフの場合は、検査当日に結果がメールで受け取れるクリニックで受診。マレーシアと比べ、日本ではメール受け取り可能のクリニックは少ない。費用は3~4万円が一般的。
受診予定のクリニックの営業時間や、ご自身のフライト時間を確認し余裕を持って受診しましょう。
Step2:MySafeTravelを通じた隔離費用・検査費用の支払い
スタンダードプラン RM150/泊、プレミアムプランRM270-460程/泊から選択可能。ホテルでの強制隔離は13泊14日となり、14日分を予約。あわせてPCR検査2回分(RM250×2)の費用と隔離施設運営費(RM2,600)も支払う。
スタンダードプランの場合、現地空港に到着後、自動的にホテルが割り当てられ、自らホテルの選択はできない。プレミアムプランの場合は、指定されたホテル一覧から選択が可能。
支払い後にメールで送られてくる領収書を印刷しておく。
※マレーシア到着が午前0時を過ぎる場合など、マレーシア保健省スタッフの判断で14泊となる可能性あり。
Step3:MySejahteraアプリの準備
マレーシア在住者の方はすでにインストール済みのアプリだが、日本滞在中にアップデートを済ませ、マレーシア到着後すぐに使える状態にする。
Step4:入国時の必要書類を最終チェック
MyEntry を通した出入国許可証(Permission to Exit and Return letter)
※マレーシア出国前に取得が必要
PCR検査陰性証明書のハードコピー
MySafeTravelを通した隔離費用支払い済みの領収書
マレーシア到着後
飛行機から降り、バスでサテライトまで移動する。サテライトに到着後、MySejahteraアプリでQRコードのスキャンに加え、フライト情報、座席番号、マレーシアの住所、マレーシアの緊急連絡先などを入力する。
※サテライトにいる、マレーシア人スタッフが親切にサポートしてくれる。
空港スタッフの指示に従って、それぞれのブースに進む。
PCR検査(スワブ検査)
※日本で陰性証明書を取得した場合でも、検査が必要
必要書類の確認や支払い
隔離費用などに不足分の支払いがあった場合、このタイミングで支払いが可能(クレジットカード使用可能)。
※ホテルチェックイン時とチェックアウト時に領収書の提示を求められるため、隔離中も保管しておく。
入国審査
税関手続き
ホテルへ移動
スタンダードプラン、プレミアムプランのホテルごとに分かれて待機。送迎バスが到着後、スーツケースが除菌された後に乗車し、同じホテルで隔離する人が揃い次第ホテルへ出発。
※プレミアムプランの場合はハイヤーで個別送迎
弊社スタッフの場合、空港に到着してからホテルに到着するまでの所要時間は3時間弱。
ホテルでの強制隔離の開始
14日間の強制隔離生活がスタート。
隔離中はPUS(Person Under Surveillance)というステータスとなり、毎日MySejahteraアプリ上で健康状況の報告を行う。
尚、隔離中の外出は一切禁止。
弊社スタッフの場合
2 日目 リストバンドが装着される
11日目 PCR検査受診
13日目 PCRテスト陰性の結果が判明
帰宅時に必要となる、警察発行の移動許可レターが配布される
14日目 隔離終了・チェックアウト
隔離中の食事は和食風、洋食、マレー系、中華系、インド系など、さまざまでした。
以上、マレーシアから日本への一時帰国について、前編と後編にわたってお届けいたしました。コロナが収束し、以前のように日本とマレーシアを自由に行き来できる日が戻ってくることを心待ちにしています。
※記載している内容は2021年5月時点のものです。情報は随時変わりますので、在マレーシア日本大使館のウェブサイトなどで最新情報をご確認ください。