※この記事は2018年03月02日に書かれたものです。
マレーシアでの就労チャンスを求めて就職活動している方から、「契約社員なので応募しません」とお返事を頂くことがよくあります。
皆さん、当地の正社員と契約社員の違いをご存知ですか?
結論から言うと、実は正社員と契約社員の差はないのです。
契約社員が多い理由
就労パスの有効期限が1~2年であることが主な理由です。
契約社員であっても被雇用者と雇用者が合意に至れば、会社が業績悪化や雇用者のパフォーマンスが悪くないかぎり、契約および就労パスの更新を行ってくれるケースがほとんどです。
正社員はセーフ?
入社する時に企業から頂くオファーレターには、契約社員の場合、雇用期間の記載があります。
一方、正社員の場合は入社日の記載があるだけで雇用期間の記載はありません。
しかしながら、正社員であっても 外国人である以上、就労パスの取得が必須であるため、就労パスの更新を行なわなければいけません。
雇用者と被雇用者がお互いに雇用の継続を希望しなければ、就労パスの更新をしないことになりますので、 実際のところ外国人の場合、雇用期間において正社員と契約社員の差はないに等しいのです。
福利厚生は異なる?
契約社員でも正社員と条件は同じです。
有給休暇・病気休暇は労働法で付与は必須、グループ保険・昇給・賞与なども付与、支給の対象になっています。
契約社員のメリットは?
大手企業の場合、正社員という名目で雇用されると、役職で 給与範囲がきっちり決まっていることがあります。
どうしても採用したいけれど給与が役職に見合わない、というような場合、既に決められている 給与枠にとらわれることなく、企業が給与交渉に応じられることもあるといった メリットもあります。
上記の理由から、マレーシアで就職活動をする際、正社員か契約社員かをあまり気にする必要はありません!