マレーシアで就職先が決定した次に気になるのが現地での住居探し。皆様から寄せられる質問をもとに、マレーシア生活セットアップへの道筋をご紹介します。
物件の探し方
マレーシアでは物件検索サイトを使用して物件探しをします。("Malaysia Property Rent"で検索)
このようなサイトではエリア(地名・駅名など)、予算、部屋タイプの希望等から物件の目星をつけることができます。 事前に検討する場合、以下の情報を入れてサーチし、お気に入りのコンドミニアムの目星をつけておきましょう。
渡航日が決まり内覧できる日程が分かり次第、良い物件があればサイト内のエージェントにWhatsappで連絡します。先方から求められる情報(人数・部屋タイプ・予算・入居可能日など)を伝えて内覧をアレンジしてもらいます。
①エリア
マレーシアでの1年目はオフィスからあまり遠くない場所で探すことをお勧めします。
勤務先まで徒歩通勤できる距離にコンドミニアムがあれば便利ですが、日本ほど歩道が綺麗には整備されていません。マップを見て実際の道を確認してください。近そうに見えて実際には歩けない場合もあります。
勤務先がクアラルンプールやその周辺でLRTやMRTの駅が近い場合、その沿線上の駅近コンドミニアムが便利です。KTMやモノレール、バスは時間が読めないので少々不便です。
勤務先が郊外で車通勤になる場合は、通勤ラッシュの時間帯にどのくらい時間がかかるかをサーチするといいでしょう。
②部屋タイプ
Propertyのタイプ:Apartment/Condo/Service Residence
Bedroomの数:Studioが日本でいうワンルーム、1Bed roomは1LDKです。
当社でも頼りになる不動産エージェントの方をご紹介することも可能です。日本人の住居選びのポイントやご希望なども理解していますので、是非コンサルタントまでご相談ください。
家賃の相場
クアラルンプールおよびその周辺の家賃相場は下記の通りです。
(エリアや物件の築年数によってはこの限りではありません)
スタジオ/1ベッドルーム : RM1,600~2,500(約54,400~85,000円)
2ベッドルーム : RM2,300~3,500(約78,000~119,000円)
※RM1=約34円
入居までにかかる日数
内覧後、物件の目星がつけば早くて数日~1週間後には入居が可能です。
入居までにかかる日数を1週間程度見積っておき、その間はホテルなどに滞在しながら住居探しを行うのが一般的です。
家具・家電
基本的には家具・家電付き物件が一般的ですので、引っ越しの際に日本から持っていくことは不要です。
備え付けの家具・家電はベッド、テレビ、テレビ台、ダイニングテーブル、クローゼット、洗濯機、電子レンジなどが一般的です。主要な家具・家電がついていない場合、契約前に交渉が可能なこともあるので、エージェントに相談してみましょう。
契約時の注意
初回入居時にかかる費用は合計すると家賃の約4か月分と見積もりましょう。
1か月目の家賃
敷金(デポジット):家賃2か月分
光熱費等のデポジット:家賃0.5~1か月分
契約書の印紙代:約RM200~300
※信用保証のため、契約時にパスポートや企業からのオファーレター、就労ビザの提示を求められることがあります。
※契約年数: 2年契約の場合家賃を割引いてくれるオーナーもいますが、まず初めは1年契約をお勧めします。
それ以外にマレーシアでの物件探しで気をつけたいこと
ウェブで紹介されている部屋の写真はあくまでも参考程度に考えましょう。
ご自身の希望をすべて叶えることは難しいので、マスト条件だけを決めてできるだけ家賃を抑えることをお勧めします。
生活してからドアの調子が悪い、水が漏れるなど、入居後に小さな問題が発生します。その場合すぐに大家さんか不動産エージェントに相談しましょう。早期に伝えた場合、費用もかからずに済む事もあります。
住居が決まっていない中で渡航することに不安がある方もいらっしゃるかもしれませんが、マレーシアでの住居探しは日本と比べてもスムーズです。