※この記事は2018年08月24日に書かれたものです。
皆さん、こんにちは。在マレーシア歴20年以上のRです。
今回は初めてマレーシア就労をお考えの方からよく聞かれる質問について、纏めてみました。
水・衛生面
一般的にはペットボトルの水や自宅につけている家庭用の浄水器、ウォーターサーバーなどの水を飲んだり料理に使っています。ペットボトルはネットでオーダーし、デリバリー(配送)してくれるサービスもあり便利ですよ。
水道水を飲んでるローカルの人たちもいますが、日本人にはお勧めできません。屋台で出てくる飲み物に入っている氷も、慣れないうちはできれば避けた方が良いでしょう。
衛生面については、新しい商業施設やレストラン、日本人が住むようなコンドミニアムは綺麗で衛生的です。しかし、少し古い建物や”ショップロット”と呼ばれるお店が連なる建物、屋台などは正直綺麗とはいえず、こういった場所で場合トイレに行くとき、特に女性は「ティッシュ持参」をお勧めします。
治安
日本を含め、世界各国どこでも言えることですが、夜遅く一人で暗いところを歩かないなど、「基本的な注意」を守っていれば問題ないと思います。
ひったくりの被害に遭ってしまう人は日本人に限らず、お金を持っていそうな身なりをしている、携帯で話しながら・携帯を見ながら注意散漫で路上を歩いている、道路側にバッグを持っている、などの「基本的な注意」を怠ってしまった場合です。
注意を払っていれば被害を避けることはある程度できます。私は「基本的な注意」は守っていますので、マレーシアに住み始めて以来、今までひったくりや強盗などの被害にあったことは一度もありません。
またイスラム教国ということもあり、テロを気にする方もいると思います。しかし、マレーシアは銃や武器規制が厳しく、所持しているだけでも極刑に処される可能性がありますし、テロ対策もアメリカや近隣諸国と協力し強化されていて、テロはほとんど起こっていません。
日本ではイスラム教について偏った報道をされていることが多いですが、実はイスラム教徒の人たちは仲良く平和で豊かに暮らしたいと思っている人が多く、優しくてフレンドリーですので、思っている以上にマレーシアは平和だと思いますよ。
生活環境
日本に比べてまだ不便なところは多いですが、クアラルンプールとその近郊では電車の路線が大分拡張され、Grab(配車アプリ)がかなり浸透していて、移動に不便は感じません。また、広範囲で英語が通じ、日本のものも手に入りやすく、日本語が通じる病院やクリニックも複数あります。
マレーシアは12年間連続「ロングステイ希望国」のナンバーワン(※ロングステイ財団調べ)を誇っていることからも、日本人にとって住みやすい国だということがわかります
政治
今年5月に政府が新しく生まれ変わりました。マハティール首相は新政府発足から100日以内の実施を約束していた公約10項目について、これまでに4項目を完全実施、残りは実施に向けて動いていると述べています。
実行した公約は物品・サービス税(GST)の廃止やガソリン価格の安定、月給RM4,000以上の人を対象とした高等教育基金(PTPTN)の奨学金返済期限延長など。残りの公約を果たすにはまだ時間がかかりそうですが、今のところ大きな混乱はなく、国民からの政府に対する信頼回復と経済回復が期待されています。
どうしようか迷っている方、心配な方、一度マレーシアにお越しください!
思っているよりも「住みやすくていい国」ということが実感できます!