多民族な国、マレーシア
まず、マレーシアに来て思うことは「いろんな人がいる」ということでしょう。マレーシア人の人口は、マレー系60%、中華系20%、インド系6%の割合で構成され、各民族が混ざり合って生活しています。そのため宗教も様々で、街中を歩くとヒジャブ(イスラム教女性が被るスカーフ)で頭を覆っている女性や、額に赤い印(インド系女性がつける「ビンディ」というシール)を付けている人などをよく見かけます。
日常茶飯事の交通渋滞
交通面では車を所有している人が多く、通勤時間や休日には渋滞していることが当たり前です。そして、歩行者よりも車のほうが優先されているため横断歩道も15秒程度で赤信号に切り替わってしまい、気を付けて渡らないといけません。
堪能な言語スキル
言語に関しては、イギリスに統治されていた過去を持つため、マレー語が話せるうえ、英語や民族ごとの言語(中国語、ヒンドゥ語など)が話せるというのが基本です。そして驚いたのが、社内での使用言語はマレー語ではなく英語が主流だということです。
美味しいであふれるローカルフード
マレーシアには美味しいローカルフードがたくさんあります。ごはんから麺料理まで幅広くあり、あまり日本食が恋しいと感じません。そしてメニューの種類が豊富なため、様々な料理を楽しむことができます。どんな飲み物を頼んでも基本的に砂糖入り。お茶を頼んだ時でさえ甘いため、シュガーレスと伝える必要があります。また、この6~8月は「クサい」で有名なドリアンが屋台の至る所で売られています。現地の人はその独特な味にハマる人も多いそうです。しかし、ドリアンを食べた後にお酒を摂取すると体調不良を引き起こす可能性があるとも言われています。そのため、ドリアンを食べたときにはお酒を飲むことは控えることをおすすめします。
水・衛生面
一般的にはペットボトルの水や自宅につけている家庭用の浄水器、ウォーターサーバーなどの水を飲んだり料理に使っています。ペットボトルはネットでオーダーし、デリバリー(配送)してくれるサービスもあます。水道水を飲んでるローカルの人たちもいますが、日本人にはお勧めできません。屋台で出てくる飲み物に入っている氷も、慣れないうちはできれば避けた方が良いでしょう。衛生面については、新しい商業施設やレストラン、日本人が住むようなコンドミニアムは綺麗で衛生的です。しかし、少し古い建物や”ショップロット”と呼ばれるお店が連なる建物、屋台などは正直綺麗とはいえず、こういった場所で場合トイレに行くとき、特に女性は「ティッシュ持参」をお勧めします。
治安
日本を含め、世界各国どこでも言えることですが、夜遅く一人で暗いところを歩かないなど、「基本的な注意」を守っていれば問題ないと思います。ひったくりの被害に遭ってしまう人は日本人に限らず、お金を持っていそうな身なりをしている、携帯で話しながら・携帯を見ながら注意散漫で路上を歩いている、道路側にバッグを持っている、などの「基本的な注意」を怠ってしまった場合です。注意を払っていれば被害を避けることはある程度できます。マレーシアは銃や武器規制が厳しく、所持しているだけでも極刑に処される可能性がありますし、テロ対策もアメリカや近隣諸国と協力し強化されています。日本ではイスラム教について偏った報道をされていることが多いですが、実はイスラム教徒の人たちは仲良く平和で豊かに暮らしたいと思っている人が多く、優しくてフレンドリーですので、思っている以上にマレーシアは平和です。
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