最近はコロナの情報で溢れていましたので、明るい話題“最近のマレーシア情報”をお伝いたします。今回は特に再注目されているクアラルンプールのチャイナタウンとその周辺地域についてご紹介します。
クアラルンプールのチャイナタウン
“チャイナタウン”と聞くと横浜や神戸の中華街を思い浮かべる方もいるかと思いますが、クアラルンプールのチャイナタウンは雰囲気が異なります。もともとは、スズ貿易の時代に鉱山で働くため中国から来た人々によって作られた町だったようですが、現在はファッション、アクセサリーなどで賑わうメインストリートと、その周りには中華系書店、生地屋など生活に密着したお店や有名なローカルのフードショップが連なっている、雑踏した雰囲気を持つ町です。
また、いたるところにバックパッカー向けの宿があったり、近くには旅行者向けの土産物市場として有名なCentral Market(セントラルマーケット)があるため、ローカルの若者よりも旅行者やシニア層の地元客を見かけることが多い印象でした。
最近の雰囲気
2017年にMRT(Mass Rapid Transit)のPasar Seni(パサール・セニ)駅が誕生し、その周辺には大手外資系ホテルや西洋風のレストランが多く出来ました。その他、古い建物を改装し自然と融合させた雰囲気を持つカフェや古き良き時代の雰囲気を持つカフェ、気付かずに通り過ぎてしまうような隠れ家バーが増えており、中心地にある繁華街Bukit Bintang(ブキッビンタン)とはまた違う味わいのある場所として、ローカルの若者や外国人が休日に集う場所に変わりつつあります。
“RIVER OF LIFE“プロジェクト
チャイナタウンから歩いて10分ほどのMasjid Jamek(マスジット・ジャメ)モスク周辺も新たに変わりつつあります。以前より、クアラルンプール発祥の地として、モスクを背景にクラン川とゴンバック川の合流地点が写真スポットとされていました。
近年、“RIVER OF LIFE“というテーマのもと7年の歳月がかけ水質浄化の取り組みが行われ、プロジェクトの一環で整備された歩行者デッキではウォーキングが楽しめるようになり、クアラルンプールの新たな観光地の1つとなりました。川沿いの建物に描かれたウォールアートも見応えがあり、「インスタ映えスポット」になっています。
2019年には英国のオンラインニュースサイトより「世界で最も美しいウォーターフロント」の第8位に選ばれたそうです。
新たな進化をし続けるクアラルンプールに今後も注目です!
追記:来週月曜日、8月31日はマレーシア独立記念日(Merdeka Day)の祝日です。この時期になると、市内のいたるところでマレーシア国旗を見かけます。
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