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マレーシアの祝日

マレーシアの祝日「チャイニーズニューイヤー」について

2月12日・13日は旧暦(中国歴)の新年、チャイニーズ ニュー イヤーでした。日本では旧正月や春節として知られており、国民全体の3割弱を中華系マレーシア人が占めるマレーシアでは国の祝日に定められています。

この時期になると、家族や親族で旧正月過ごすために祝日に合わせて有給休暇を取得するマレーシア人が多いため、企業の採用活動は比較的緩やかになりビジネス上のやり取りもスローになります。

街中は赤や金色のデコレーションで装飾され、ショッピングモールはチャイニーズソングが流れ、赤系の洋服やアクセサリーが店頭に並び、ライオンダンスや花火、爆竹などで派手にお祝いするのがいつもの光景です。

しかしながら、新型コロナウイルスの新規感染者がなかなか減らないマレーシアは、現在一部の地域を除いて活動制限令(Movement Control Order)が発令されており、今年はSOP(Standard Operating Procedure)に則ったお祝いとなりました。

 

  • 寺院や霊廟などへの礼拝は午前6時から午後2時まで許可

    1度に最大30人まで30分以内の滞在、マスク着用・社会的距離の確保、消毒作業が条件

  • 家族・親戚のみの祝宴は住宅内で最大15人まで許可(友人、同僚は不可)

    互いの訪問は半径10キロ圏内で地区や州を越えないこと

  • 獅子舞、舞台演劇などイベント・パフォーマンスは禁止

 

昨年から続くコロナ禍で各宗教行事やイベントが自粛・中止になっていますが、チャイニーズニューイヤーもいつもの派手さや賑やかさはなく、静かで控えめな感じとなりました。

イベント好きのマレーシア人にとっては、色々な制限がある中で寂しさ・窮屈さはありますが、コロナの収束が大優先であることは国民皆が理解しており、日々変更される政府のガイドラインに従っています。

制限がある中でもできることに目を向け、オンラインコミュニケーションツールを使って食事風景を映しながら、遠く離れた家族や親戚と交流したり、お年玉をイーペイメントで贈ったり、マレーシア人の新しい生活様式への柔軟性や適応力を感じます。

マレーシアは昨年3月に最初の活動制限令が発令され、新型コロナウイルスと戦う生活は間もなく1年となります。感染者数が落ち着くまでにはまだ時間がかかりそうですが、過去と比べて悲観的になる雰囲気はなく、様々な技術を活用して何ができるのか考え、できるだけ早く実施するといった前向きな姿勢がいつも感じられます。終わりの見えない状況下でネガティブ思考になりがちですが、ポジティブ思考で心身共に健康を維持したいですね。

チャイニーズニューイヤー

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