年明け以降世界的にオミクロン株が流行しているものの、マレーシアでは入国手続きが以前よりも簡素化されてきています。そこで、今回はマレーシア入国手続きの最新情報をご案内いたします。(就労目的の渡航を予定されている方向けの情報です。)
目次 |
日本出発前の手続き
入国許可申請
企業が就労ビザを申請・取得後、入社予定の個人がVDR(Visa with Reference)の申請・取得を行います。
以前はVDR(e-VISAとも呼ばれています)は日本大使館に予約を入れ、申請・受領するにあたり指定の日本大使館に出向く必要がありましたが、現在はオンラインで申請から受領まで可能になりました。
「MySejahteraアプリ」のダウンロード
マレーシア政府開発の新型コロナ対策アプリ「MySejahtera」をダウンロードし、渡航前までに必要情報を入力します。
PCR陰性証明書の取得
以下の情報が記載されたPCR検査の陰性証明書(英語)をマレーシア渡航前に準備します。尚、マレーシア入国にはスワブ検査(鼻咽頭スワブ検体)が必須ですのでご注意ください。
名前
パスポート番号(可能であれば)
テストの種類及び検体(PCR検査、スワブ検体)
検体採取日(日本出国前2日以内であること)
医師及び検査施設の名前
ワクチン接種証明書の取得
マレーシア入国の必須要件ではありませんが、ワクチン接種が完了していることが証明できれば隔離期間が短縮*される為、取得をお勧めいたします。
*ワクチン接種完了者は5~7日間、未接種者は10日間(詳細は別途記載)
買い物やレストランでの店内飲食時にワクチン接種完了が条件となっている場合がありますので、証明書を取得されているとMySejahteraアプリに移管することができ、入店がスムーズになります。
また、企業によってはワクチンの接種が完了しているかどうかを気にされる場合もありますので、注意が必要です。
ホテル隔離・自宅隔離申請
MysafeQというサイトからホテル予約が可能ですが、入社する企業の指示に従って手続きを進めます。マレーシアにご家族が既にお住まいで、マレーシア入国後の隔離を自宅で行うことを希望する方は、マレーシア入国の「4~10日」前に以下のサイトを通じて申請を行い、自宅隔離申請が認められなかった方は、入国後ホテル隔離となります。
マレーシア入国時の手続き
MySejahteraアプリを用いたチェックイン
クアラルンプール国際空港到着後、入国手続き前の場所にQRコードの看板が置かれています。空港職員の指示に従い、アプリのチェックイン機能を用いて読み込みの上、必要情報を記入します。
入国時検査
マレーシア入国時に「鼻咽頭及び口腔咽頭スワブによるPCR検査」が行われます。PCR検査後、一人当たり「250リンギット」が徴収されます
※ホテル隔離の予約時に支払いを済ませている方を除く。
※VISA等のクレジットカードも利用可能ですが、場合によっては使用できないこともありますので、可能であれば小額のリンギットを携帯することを推奨します。
マレーシア入国後の手続き
ブースター接種済みの成人(18歳以上)又は単独で渡航する若年者(12~17歳)
検査後、入国日を「1日目」として「5日目」まで強制隔離となります。
ブースター未接種のワクチン接種完了者
検査後、入国日を「1日目」として「7日目」まで強制隔離となります。
ワクチン接種未完了者
検査後、入国日を「1日目」として「10日目」まで強制隔離となります。
隔離最終日の2日前(5日間隔離の場合は4日目)にPCR検査又は隔離最終日に専門家による迅速抗原検査を受検し、同検査結果が陰性の場合は隔離終了となります。
詳細は在マレーシア日本国大使館のウェブサイトをご参照ください。
また、上記は2022年2月現在の情報となりますため、今後も変更される可能性があります。随時最新情報を確認した上で、渡航準備を進めることをお勧めいたします。