日本人の間で長期滞在先として人気を集めるマレーシア。
マレーシア就職・移住を希望されている方からは、生活費がどのくらいかかるのか?貯金がどのくらいできるのか?とよくご質問をいただきます。
こちらでは、給与・家族構成・生活スタイル別に生活費をシミュレーションしてみました。あくまで弊社で調査した内容となりますが、ご参考いただければ幸いです。
※1リンギット=30円で計算(2022年5月時点)。
単身者 (月給8,000リンギット/240,000円)の場合
単身者の場合、自炊の有無やお酒・ゴルフなどの趣味嗜好によって大きく変わってきます。ここでは月給8,000リンギットの方を例にあげてみます。
外食やデリバリーがメイン、交際費にお金をかけるタイプ
外食が多く、飲み会やゴルフ・週末に小旅行などアクティビティが多い方でも、月6万円程度の貯金ができます。
項目 | リンギット | 円 | 備考 |
所得税 | 680 | 20,400 | 給与天引き |
住居費 | 2,000 | 60,000 | 1ベッドルーム(1Kまたは1DK) |
食費 | 1,500 | 45,000 | 昼も夜も外食の場合 |
光熱費、水道費 | 180 | 5,400 | |
通信費 | 250 | 7,500 | 携帯電話、インターネット |
交通費 | 300 | 9,000 | 公共交通機関・配車アプリなどを併用(通勤、買い物など) |
交際費・趣味娯楽 | 1,000 | 30,000 | 飲み会(150リンギット/回)やゴルフ(200リンギット/回)を数回 |
貯金 | 2,090 | 62,700 | 余った生活費を貯金 |
計 | 8,000 | 240,000 | ― |
自炊メイン、倹約家タイプ
一方、倹約を意識する方はこのようになります。大きな違いは食費や光熱費、通信費、交際費です。
自炊をしたり、ローカル食がメインだったり、飲み会などの交際費がかかっていないことで固定費を抑えています。
この生活スタイルですと、11万円つまり、月24万円のうち半分近くを貯金にまわせることになります。
項目 | リンギット | 円 | 備考 |
所得税 | 680 | 20,400 | ― |
住居費 | 1,800 | 54,000 | 1ベッドルーム(1Kまたは1DK) |
食費 | 900 | 27,000 | 昼は外食・ローカル食、夜は自炊メイン |
光熱費、水道費 | 100 | 3,000 | エアコン使用控えめ |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 130 | 3,900 | 携帯電話・インターネット(いずれも安いプランを契約) |
交通費 | 200 | 6,000 | 配車アプリを控え、公共交通機関を利用 |
交際費・趣味娯楽 | 500 | 15,000 | 友人との外出や週2のヨガクラス |
貯金 | 3,690 | 110,700 | 余った生活費を貯金 |
計 | 8,000 | 240,000 | ― |
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ご夫婦・ご家族の場合
ご夫婦や小さなお子様連れのご家族がマレーシアへ移住された場合にかかる生活費を見てみましょう。
ご夫婦のみ(月給13,000リンギット/390,000円)の場合
単身者の生活費と同様、自炊をメインにすることで余裕のある家計が成り立ちます。
項目 | マレーシア | 円 | 備考 |
所得税 | 1,768 | 53,040 | 給与天引き |
住居費 | 2,500 | 75,000 | 2ベッドルーム(1DK) |
食費 | 2,000 | 60,000 | 自炊メイン、週末に外食 |
光熱費、水道費 | 300 | 9,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 300 | 9,000 | ― |
交通費 | 400 | 12,000 | 公共交通機関を使用(通勤と買い物) |
交際費・趣味娯楽 | 1,000 | 30,000 | 週末映画、ゴルフなど数回 |
貯金 | 4,732 | 141,960 | ― |
計 | 13,000 | 390,000 | ― |
小さいお子様(幼稚園)がいる3人家族(月給15,000リンギット/450,000円)の場合
小さいお子様連れの家族の場合、大きな費用は食費と養育費になります。特に養育費に関しては日系・ローカル系などどこの保育園、幼稚園に通わせるかで学期毎にかかるコストが大きく変わってきます。
※ブログ記事「子供の教育を考える in Malaysia」もご覧ください。
項目 | リンギット | 円 | 備考 |
所得税 | 2,168 | 65,040 | ― |
住居費 | 3,000 | 90,000 | 2ベッドルーム(1Kまたは1DK) |
食費 | 2,500 | 75,000 | 自炊メイン |
光熱費、水道費 | 500 | 15,000 | ― |
通信費 (携帯電話、インターネット) | 300 | 9,000 | ― |
交通費 | 500 | 15,000 | 社有車を使用 |
交際費・娯楽 | 1,000 | 30,000 | ― |
学費(1か月分) | 1,500 | 45,000 | インターナショナル幼稚園(年間40万円程度、入学金は別) |
貯金 | 3,532 | 105,960 | ― |
計 | 15,000 | 450,000 |
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マレーシアの生活費・貯金のまとめ
いかがでしたでしょうか。
マレーシアでは、日本と比べると住居費や光熱費、通信費が大幅に抑えられ、また給与から天引きされるものは基本的に所得税のみのため過分所得は日本よりも多く、比較的余裕のある生活を送ることができるでしょう。
上記の通り、単身者ですと給与の2割~最大4割程度を貯金にまわすことができるようです。ご家族がいらっしゃる場合は1~2割、ご夫婦のみの場合は2割程度が目安となります。お子様がいらっしゃる場合、養育費がかなりかかってきますので、学費用に貯蓄しておくなど準備する必要がありそうです。
生活費を抑えて貯金をしていきたいとお考えの方は、外食を控えて自炊・ローカル食をメインの食生活にしたり、日本より金利が良いので定期預金を組みコツコツ貯蓄するなど、工夫することが肝になるかもしれません。
マレーシアの基本情報については、合わせてブログ記事【完全版】マレーシア基本情報を丸ごとお伝えします」をご覧ください。
また住居探しについては、ブログ記事「マレーシアでの住居探し」もご覧ください。
生活費はそれぞれの生活スタイルに合わせて異なりますので、あくまでも一例として参考にしていただければ幸いです。
マレーシアでの就職にご興味をお持ちいただいた方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
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