最近、働き方改革という言葉が聞こえてきますが、マレーシアも多様な働き方ができるようになってきています。
今日は、どんな働き方が存在しているのか、マレーシアの事例をいくつかご紹介します。
ベンチャー企業
これまで日系製造業界からの日本人採用の引き合いが高かったものの、最近ではコンサルティングやサービスなどの新しい業界の企業進出がクアラルンプールでは少しづつ増えています。
新規立ち上げ企業、その中でも特にベンチャー企業の最近の傾向としては、Co-workingスペースを事務所とし、働き方も比較的自由な印象を受けます。
先日訪問した日系ITベンチャー企業様では、事務所はCo-workオフィスを利用、フレックスタイム制、金曜日はミーティング等がない限り在宅勤務という働き方ができるそうです。また、Co-workオフィスは、別のロケーションにあるフランチャイズオフィスも利用ができるため、クライアントなどのアポイントメントによっては、仕事をする場所が日によって変わることもあるのだとか。
以前から取引きがあった外資系企業様でも、先日訪問した際、ミーティングスペースをCo-working化していました。
SSC(シェアードサービスセンター)
マレーシアは、SSC(シェアードサービスセンター)と呼ばれるAPAC(Asia Pacificの略)の業務を集約化した外資系企業も多く、こういった会社では1~2年の勤続後、週2日ほどの在宅勤務の権利を福利厚生に盛り込んでいるところが増えています。
製造業
それでは、日本の代表、ものづくりの現場はどうでしょうか。
製造業では、会社(工場)カレンダーを設けており、年に数回の長期休暇があります。工場をいっせいに停止することでランニングコストの面で有利になるためではあるものの、従業員にとっては嬉しい就業規定です。マレーシアは、飛び石連休や週中の祝日が多く、通常長期休暇を取る場合には、祝日や週末に自身の有給を繋げて取得することが多いのですが、製造業ではそれをせずとも休暇が取れます。また、勤務時間においては、工場の稼働時間の関係から一般的な終了時間より30分~1時間長く設けているところもあるものの、午前と午後で休憩時間を設けている会社もあります。
※すべての会社がこれに該当する訳ではありません。
様々な働き方ができるマレーシアで、貴方なりの働き方改革を模索してみませんか。