LinkedInが自社のデータを基に分析し発表した「The Skills Companies Need Most in 2019」によれば、企業はハードスキルよりソフトスキルを持った人材を求めているそうです。
これからAIが人間の代わりとなり業務を進める中で、人間にしかないもの、人間だからできる事、により価値が出てくるかと思います。
私たちコンサルタントにとっても、人材を企業に推薦する上でソフトスキルは大切な要素だと日々感じています。
企業は面接で何を見ている?
マレーシアにある外資系企業の面接では、ソフトスキルを試すものが増えてきているように感じます。
実際に、下記のようなロールプレイやケーススタディーを行っている企業があります。
-周りの人をどのように動かすことができるか、People Management Skillを見るためのロールプレイ
-ステークホルダーとの関係維持力やトラブルシューティング力を見るためのケーススタディ
-実際に起こっている問題をどのように解決するか、Logical Thinking を見るケーススタディ などなど。
長所、改善点、リーダーシップ能力や対人能力、またその具体例、3年後・5年後どのようになっていたいか、など候補者自身の性格やソフトスキル、将来の自身の目標像についてストレートな質問が多いです。
ハードスキルは、学習やトレーニングを受けることにより比較的早く習得することができますが、ソフトスキルを磨くことは容易ではないかと思います。
ソフトスキルの磨き方
では、ソフトスキルはどうやって磨かれるのか。
この根底、始まりは、自己理解から始まると思います。
例えば、他の人たちが好まない業務を自ら進んで取り組むことで、様々な課題や問題に直面し、自己を理解する。そこから学び得ることによって、周りにいる人の気持ちや考え方が理解できるようになって行きます。それが周りとコミュニケーションを円滑にさせ、ゆくゆくは影響力のある、気づきを与える人間となり、大きな視野で物事を見据えることができるようになるのかと思います。
また、自分が持たされている業務責任や役割を基にそのポジションにはどういったソフトスキルが求められるいるかを考察することも大切です。
加えて備えておきたい英語力
外資系企業での面接はほぼ全て英語で実施されます。
上記で述べた自己理解に加えて、これらを説明する英語力もあわせて身に着けておくことが必要です。
日ごろから、英語で頭の中を整理しておくと良いでしょう。
AIではできないこと、他の人とは違う点をアピールし、面接で内定を勝ち取っていきましょう!